なぎら健造監修作品。昭和の復興期、健気で従順な女富美子(結城みさ)は夫の借金を助ける為、自ら進んで質草となる。「あなたの事業がまた軌道に乗れば…」と他の男に抱かれても、夫を待ち続ける富美子。流質期限が差し迫ったある日、ついに夫の返済のメドは間に合わなかった。時代の閉塞感に満ちあふれた、悲しく堕ちていく主人公を結城みさの迫熱の演技が光る。
ちょっと画像が暗いが、戦後まもない頃の時代風景をもとに作られたドラマ仕立てのストーリーが丁寧に描かれておりなかなかの秀作だ。現代風でいえばサラ金に金をかりた亭主の後始末を奥さんが体で利子を支払うというストーリー。 結城みさが大人の色香をかもしだしたいい演技をしていて、感情移入ができる。質屋の質にとられたみさを質屋の亭主、金貸しが手篭めにするのだが、質流れとなってオークションで落札したのが質屋の親父というオチがついている。できればオークションに参加した土方風の親父が落札し、みさをなぶりものにするという結末だったらもっとよかったのに・・・